シラバス参照

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講義名 データサイエンス
(副題)
代表ナンバリングコード
講義開講時期 春学期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 30.00
代表曜日 金曜日 代表時限 1時限
実務経験の有無
実務経験の内容
対象 商学科・国際コミュニケーション学科
備考 選択必修(デジタル社会基礎選択科目)

所属名称ナンバリングコード

担当教員
職種氏名所属
教授◎ 三好 善彦専任

★学習到達目標 目的のためにどのようなデータを集め、それをどのように整理して、分析結果をどのように読取ればいいのかという能力を身に付けることを目標とします。
★授業概要 日常生活に起こる様々な社会的現象を数量的に判断するための方法として統計処理の方法を説明します。普段目にすることの多い身近なデータを分析して判断することを目的とします。
この授業では、度数、標準偏差、相関係数などの統計学に関する用語に慣れることから始め、それらを表計算ソフトのエクセルを使って実践していくことに重点を置きます。
 また、産学連携企業である大宮アルディージャVENTUSの勝敗や観客動員数等のデータを活用した内容も盛り込みます。
★授業計画表
項目内容予習復習
第1回データ分析とは・データ分析で一番大切なこと
・統計とは?
1章「標準偏差」の14ページから29ページまでを読み、統計の定義について理解します。エクセルの関数SUMとAVERAGEを使って合計と平均を計算します。
第2回基本統計量とは・売上の平均、中央値、分散、標準偏差を計算しよう
・分散と標準偏差をより深く理解しよう
・分散と標準偏差を意思決定に生かす
1章「標準偏差」の29ページから44ページまでを読み、記述統計、推測統計、ベイズ統計について理解します。エクセルの関数AVERAGE、MEDIAN、VAR.P、STDEV.Pを使って平均、中央値、分散、標準偏差を計算します。
第3回標本分布とは・少ないデータから多数のデータを推測する
・推測統計とは?
・ヒストグラムとは?
2章「正規分布」の46ページから68ページまでを読み、母集団と標本について理解します。エクセルのデータ分析のヒストグラムを使ってヒストグラムを作成します。
第4回確率分布とは・正規分布とは?
・データの標準化と比較
・標準正規分布表
2章「正規分布」の68ページから77ページまでを読み、正規分布について理解します。エクセルの関数NORM.S.DISTを使って標準正規分布表を作成します。
第5回正規分布の計算問題・正規分布を使った計算問題2章「正規分布」の77ページから93ページまでを読み、標準化について理解します。エクセルの関数NORM.DIST、NORM.INVを使って正規分布の計算をします。
第6回t分布とは・t分布とは?
・t分布を使った計算問題
2章「正規分布」の94ページから109ページまでを読み、t分布について理解します。エクセルの関数T.INVを使ってt分布表を作成します。
第7回1変数データの分析・母集団と標本抽出
・正規分布と平均値の推定
・t分布と平均値の推定
1章「標準偏差」と2章「正規分布」を読み、読み返し、今までの学習内容を再確認します。エクセルを使って基本統計量の計算、ヒストグラムの作成、正規分布とt分布の確率計算に関する課題を提出します。
第8回相関とは・相関とは?
・相関と因果の違いを知る
・シェイクと電力
3章「相関」の112ページから129ページまでを読み、相関と因果の違いについて理解します。相関と因果についてまとめます。
第9回相関係数とは・相関係数 ~どのくらい相関しているのかの度合い~
・エクセルで相関係数を計算しよう
・入社時のデータと将来の売上をグラフにしよう
3章「相関」の129ページから144ページまでを読み、相関係数について理解します。エクセルの関数CORRELを使って相関係数を計算します。また、データ分析の相関を使って相関表を作成します。
第10回散布図とは・散布図とは?
・散布図をエクセルで作ってみよう
・散布図として描かれた結果を理解しよう
4章「散布図」の146ページから156ページまでを読み、散布図について理解します。エクセルを使って散布図を作成します。
第11回近似曲線とは・近似曲線を使って予想してみよう
・散布図を使って予測するときの注意点
4章「散布図」の156ページから170ページまでを読み、近似曲線について理解します。エクセルを使ってさまざまな散布図と近似曲線を作成します。
第12回単回帰分析とは・回帰分析とは?
・エクセルで単回帰分析をしよう
5章「回帰分析」の172ページから183ページまでを読み、回帰と回帰分析について理解します。エクセルのデータ分析の回帰分析を使って単回帰分析を行います。
第13回決定係数とは・重決定R2とは? 決定係数の意味を学ぼう
・補正R2とは?
・切片と面接の点数
・単回帰分析のモデルを作る
5章「回帰分析」の183ページから194ページまでを読み、決定係数について理解します。さまざまな単回帰分析のモデルを作成します。
第14回重回帰分析とは・重回帰分析をするためにデータを整えよう
・ダミー変数とは?
・エクセルで重回帰分析をしよう
・重回帰分析の結果からモデルを作ろう
5章「回帰分析」の195ページから219ページまでを読み、重回帰分析について理解します。エクセルのデータ分析の回帰分析を使って重回帰分析を行います。
第15回2変数データの分析・相関と散布図、相関係数の計算
・単回帰分析と重回帰分析
3章「相関」、4章「散布図」、5章「回帰分析」を読み、読み返し、今までの学習内容を再確認します。エクセルを使って相関と回帰分析に関する課題を提出します。
★授業形式・アクティブラーニング比率 講義形式20%、アクティブラーニング形式80%
★評価方法・評価基準・フィードバックなど 平常点(授業態度および提出物)60%、定期試験40%
定期試験について、全体向けのフィードバックはWebClassにおいて行います。個別のフィードバックを希望する学生は研究室まで来てください。
成績評価については、所定の書式を用いて学務課を通じて問い合わせてください。
★テキスト 表孝憲『ゴリラ部長が教えてくれた統計の「超」入門』(技術評論社)定価1,500円(税込1,650円)
テキストISBN番号 978-4-297-12485-4
★参考文献 統計学、エクセルに関する書籍全般
オフィスアワー(授業相談) 授業内容以外にも統計処理全般、およびコンピュータ関連全般について質問がある場合は、いつでも構いませんので研究室まで来てください。
★学生へのメッセージ 実際に表計算ソフトエクセルを使って各テーマを実践します。そのため、ある程度エクセルの基本的な知識を有し、十分な操作ができることが必要です。
ウィンドウズやエクセルの操作に不安があったり文字入力が遅い学生は、授業以外での努力が必要不可欠です。
授業の進行状況によりシラバスの内容を変更することもあります。
また、WebClassやGoogle Driveなどのツールの活用にも取り組みます。
★事前事後学習(内容・時間) 事前学習として、テキストの該当箇所の精読および、使用する統計用語の確認と理解に135分以上を目安に取り組んでください。
事後学習として、授業の復習および、提示された課題の作成と提出に135分以上を目安に取り組んでください。